定期健康診断とは

最近では、数々の生活習慣病などが注目されて、数年が経過していますが、生活習慣病にかかってしまう人の数というのはあまり変化がなく、むしろ上昇傾向にあると言えます。

定期健康診断とは、労働安全衛生法により義務付けられている健康診断です。政府管掌の健康保険の方が受けられる、生活習慣病予防健診で、年齢等で該当されていない若年層の方々に、特にお勧めしています。

学校や職場、地方公共団体で行われる法令により実施が義務付けられているものと、受診者の意思で任意に行われる場合があります。

任意の健康診断は診断書の発行を目的とした一般的評価のことが多く、全身的に詳細な検査を行い、色々な疾患の早期発見を目的としたサービスも、広く普及しています。

働いている人は会社で受ける事ができますが、主婦などは自ら行動に移さなければ、なかなか健康診断を受ける機会がありません。できれば年に一回、血液検査をはじめ、様々な部位の検査を受ける事が、望ましく思われます。

生活スタイルが、多種多様に変化してきている社会の中で、なかなかそのスタイルを変える事はできませんが、せめて、自身の健康に関心を持ち、自分の中性脂肪、コレステロールの値はどのくらいなのか、その変動などをしっかりと知っておく事も大切ですし、それ以外の数値なども、身体の状態を知るのに、とても役立ちます。

血液検査の結果などを毎回保存し、自分の健康状態を管理する事で、病気の早期発見、治療に備える事ができます。

 

健康診断の料金

健康診断の料金は、一概には言えませんが、健康診断は基本的に健康保険適用外のため、思ったよりも高い費用がかかってしまいます。会社勤めをしている人は年に一度会社で健康診断を受ける機会があるかもしれません。

基本的に、会社が人間ドックや健康診断にかけた費用は福利厚生費で処理(特定の者だけを対象としない事、検診料や検診内容が通常必要であると認められる範囲内である事、検診料の支払が会社から医療機関に直接行われる事が条件)します。

しかし、家庭の主婦やお年寄り、学生などは自分でお金を払って自主的に受けないと行けないので、料金はとても気になる所です。一般の健康診断は、だいたい5,000円~10,000円くらいの範囲のものが多いと思います。

ただ、どの病院や診療所や保健所で受けるかという施設の違いや、加入している健康保険の種類、住んでいる地域によっても違ってきます。年齢に応じても、健康診断の検査項目は変わってきます。

若い時は受けていなかったガン検診や胃カメラ、また血液検査の内容がさらに細かくなったりと、年齢を重ねる毎に検査項目が増えていきます。それに伴い料金もまた高くなります。さらに細部にわたってチェックするのが「人間ドック」です。

また、脳梗塞や脳動脈りゅうなどを調べる「脳ドック」や、がんを早期発見するために行う「がん検診」など、特定の病気を検診するものもあります。年齢や気をつけたい病気などによって、自分に必要なものを選んで受けると良いと思います。