健康とウォーキング

健康のために意識的に歩くことを「ウォーキング」と呼ばれるようになってから久しくありません。有機酸素運動であるウォーキングは、心肺機能を高めて、体脂肪を効率よく燃焼することで、肥満や高脂血症などを解消してくれます。

骨の健康も保ち、骨粗鬆症を防いでくれますので、老化防止、ダイエットや生活習慣病の予防や、ストレス解消、ボケ防止などの、さまざまな健康効果があります。生活習慣を見直し、ウォーキングを通して、健康維持に役立ててみましょう。

ウォーキング人気の理由は、いつでも、どこでも、だれとでも手軽にできて、そのうえ費用もかからない。苦しくないし着替えもいらない。気分もよくて楽しいし、ストレス発散になる。しかも運動不足解消にも役立つということです。

実際にウォーキングをしてみると、身が軽くなって元気が湧いてきますし、よく眠れますし、便秘解消、食欲増進につながる等など、短期効果(1日や数日の実施による効果)が明確です。それを励みとして繰り返すうちに、体質が改善されて「長期効果」が出てきます。

ウォーキングは、日常生活の中でできるだけ歩く機会をつくるように心掛け、少しでも多く歩くようにします。

例えば、駅や会社などでは、エレベータやエスカレータに乗らずに歩くとか、外で昼食をとる場合は、今までのお店より遠くまで足を延ばすとか、帰宅する時は、一つ前の駅で降りて自宅まで歩くとか、買い物に行く時は少し遠回りするとか、とにかく仕事や暮らしの中で、足を使って歩こうということです。

デューク更家の健康ウォーキング

健康に対する意識が高まる中で、40~74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)もしくは、その予備軍であるとされており、その予防・改善に向けた取り組みが、注目されています。

ウォーキングドクターでもあるデューク更家さんは、健康法にはずっと前から関心があり、ヨガ、気功、武道、バレエ、ストレッチ、呼吸法、運動生理学、ひと通り自分で体験して、あらゆる健康法の長所を取り入れ、誰でも簡単にできるウォーキングエクササイズを生み出し、テレビ、ラジオ、雑誌、CMなどでも活躍し、著書やDVDもベストセラーになりました。

歩くことは特別なことではなく、ごく日常の動作で意識せずに行っていることです。デュークズウォークのウォーキングをするにあたって、最初にもっとも重要になるのが姿勢です。

綺麗に、きちんと立てているかによって、ウォーキングの効果や、美しく歩けるかなど今後に大きな違いが出てきます。その基本となる姿勢を「仙骨を立てる」と言います。仙骨とは骨盤の中央にあり、背骨の下端に位置する骨です。

この仙骨をきちんと立てることによって、姿勢と骨盤がリセット出来ます。声を出しながら、手を頭上で交差させ、ひねって進むおなじみの歩き方をはじめ、下腹をすっきりさせる、代謝を上げるなど、目的に応じた体操や呼吸法があります。

デューク更家さんは、「健康のために運動は、時間をかける必要はなく、日常生活の「すき間」にやれば良い。無理すると長続きしない」などとも助言をしています。